2013年8月27日火曜日

【.tested】CENTURY plus one LCD-8000U2 USB接続サブモニター [Debian Wheezy][AX3][A6]



CENTURY plus one LCD-8000U2は、USB接続のLCDディスプレイユニットです。
今回は、先日リリースされたDebian 7.1環境ににおいて本アダプタを使用したX環境の構築についての検証を行います。


OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するハードウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

<検証環境>
Debian 7.1 Wheezy
OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.40
OpenBlocks A6 kernel: 3.2.40

<使用機器>
OpenBlocks AX3 DPパッケージ (もしくは、SSD搭載モデル)
OpenBlocks A6 DPパッケージ (もしくは、SSD搭載モデル)
CENTURY plus one LCD-8000U2 USB接続サブモニター
OKI Minikeyboard Pro ポインティングデバイス付きミニキーボード

1. ドライバの準備


本製品はDisplaylink社のコントローラを使用しており、Debian Wheezyパッケージにより提供される3.2.40カーネルに標準で組み込まれたFrame Buffer用ドライバudlfbを使用します。
また、Debian Wheezyにより提供されるX環境は本ディスプレイアダプタに対応しているため、前回の評価で行ったような、ドライバの構築作業は必要ありません。

dmesgでは以下の様に表示されます。(AX3の場合)

udlfb: DisplayLink LCD-8000U2 - serial #825785
udlfb: vid_17e9&pid_01bb&rev_0106 driver's dlfb_data struct at c3a09000
udlfb: console enable=1
udlfb: fb_defio enable=1
udlfb: shadow enable=1
udlfb: vendor descriptor length:17 data:17 5f 01 0015 05 00 01 03 00 04
udlfb: DL chip limited to 1500000 pixel modes
udlfb: allocated 4 65024 byte urbs
mousedev: PS/2 mouse device common for all mice
udlfb: 800x600 valid mode
udlfb: Reallocating framebuffer. Addresses will change!
udlfb: 800x600 valid mode
udlfb: set_par mode 800x600
udlfb: DisplayLink USB device /dev/fb0 attached. 800x600 resolution. Using 1880K
 framebuffer memory
usbcore: registered new interface driver udlfb

fbsetは以下の値を返します。

# fbset -i

mode "800x600-75"
    # D: 50.000 MHz, H: 47.348 kHz, V: 74.565 Hz
    geometry 800 600 800 600 16
    timings 20000 46 190 13 12 20 10
    rgba 5/11,6/5,5/0,0/0
endmode

Frame buffer device information:
    Name        : udlfb
    Address     : 0xf1c93000
    Size        : 962560
    Type        : PACKED PIXELS
    Visual      : TRUECOLOR
    XPanStep    : 0
    YPanStep    : 0
    YWrapStep   : 0
    LineLength  : 1600
    Accelerator : No

2. X環境のインストールと設定


・X11パッケージの導入

まずは、X11の環境をインストールします。

# aptitude install xorg

その他、ウィンドウマネージャ等、X11関連のパッケージリストは以下にありますので、環境整備に必要と思われるものをインストールしてください。

Debian リファレンス / 第7章 X Window システム

・Xorgの設定

特に設定の必要はありません。

3. Xの起動のテストと、ウィンドウマネージャの導入


起動の前に、A6の場合はswapを追加設定することをおすすめします。
標準状態では、swapは未使用の状態になっています。
設定方法に関しては、

OpenBlocks A6 FAQ: SWAPを設定するには、どのようにすれば良いですか

を参照してください。

# xinit

として、xを起動し、画面表示、入力デバイスの入力を確認してください。

LXDE環境の導入

今回は軽量な環境としてLXDEを導入しています。

# aptitude install --without-recommends lxde
# aptitude install --without-recommends ttf-vlgothic
# aptitude install ibus-anthy
# aptitude install --without-recommends midori

ディスプレイマネージャとしては、lightdmなどがあります。

# aptitude install lightdm


dpkg-reconfigure localesでja.UTF8を選択しておけば、環境は自動的に日本語表示環境となります。
ibus-anthyは、起動後にiBusの設定によりインプットメソッドとしてanthyを追加して下さい。

4.さいごに


今回は、Debian Wheezy環境にてCentury社製USBサブモニタの動作検証を行いました。
USBサブモニタも一頃のブームはすぎ、多くの製品は販売終了となっています。
本製品も復刻版として再登場したものです。